【新華社北京3月4日】中国交通運輸部はこのほど、国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で、2023年に地域を跨いで移動した人が延べ612億5千万人に上り、前年比30・9%増加したと発表した。
同部の李小鵬(り・しょうほう)部長は「サービスのレベルが引き続き上昇している」と指摘。鉄道利用者数は2・3倍の38億5千万人、道路は26・3%増の565億2千万人、水路は2・2倍の2億6千万人、民間航空は2・5倍の6億2千万人だったと紹介した。
李氏は貨物輸送について、23年の貨物の有償輸送量は8・1%増の547億5千万トンに上り、うち鉄道が1・0%増の50億4千万トン、道路が8・7%増の403億4千万トン、水路が9・5%増の93億7千万トン、民間航空が21・0%増の735万トンだったと表明。郵便物取扱量は16・8%増の1625億件となったと述べた。
李氏によると、国による総合的交通網の整備も進んでいる。交通分野への固定資産投資額は3兆9千億元(1元=約21円)となり、新規開通した高速鉄道は2776キロ、新規開通・延伸・修繕された高速道路は7千キロ、新規開通・修繕された水路は千キロで、空港数は259カ所に上った。郵便配達事業は、全ての建制村(行政区画としての村)をカバーしている。