中国の次世代原子炉、量産化で進展 漳州原発第2期が着工

中国の次世代原子炉、量産化で進展 漳州原発第2期が着工

新華社 | 2024-02-26 15:14:37

 22日、コンクリートが流し込まれる漳州原発3号機の原子力アイランド。(小型無人機から、福州=新華社配信)

   【新華社漳州2月26日】中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」の量産化が22日、新たな進展を実現した。中国核工業集団(中核集団)が福建省で建設する漳州原子力発電所の3号機で、心臓部となる原子炉系設備エリア(原子力アイランド)に初めてコンクリートが流し込まれ、同原発第2期の建設が全面的に始まった。

  同原発は「華竜1号」の初の量産化プロジェクトで、100万キロワット級の華竜型ユニット6基が建設され、総発電容量は約720万キロワットとなる。第1期のうち1号機は年内の稼働と発電開始を予定、2号機は炉内の構造部品取り付けなどコールド試験に向けた準備作業が進んでいる。

  「華竜1号」1基当たりの年間発電量は約100億キロワット時で、中進国の100万人が生産と生活に必要とする年間電力需要を満たすことができる。石炭消費量を年間312万トン(標準石炭換算)、二酸化炭素(CO2)排出量を年間816万トン削減し、木を7千万本以上植えるのと同等の効果を持つ。pagebreak

 22日、コンクリートが流し込まれる漳州原発3号機の原子力アイランド。(小型無人機から、福州=新華社配信)pagebreak

 21日、建設中の漳州原子力発電所。(パノラマ写真、小型無人機から、福州=新華社配信)

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