中国春節連休の消費、予想上回る 欧米金融大手

中国春節連休の消費、予想上回る 欧米金融大手

新華社 | 2024-02-23 14:11:58

15日、黒竜江省ハルビン市の氷雪大世界パークを訪れた人たち。(小型無人機から、ハルビン=新華社記者/王建威)

  【新華社北京2月23日】金融大手の米ゴールドマン・サックスとスイスUBSはこのほど発表したリポートで、2024年の中国春節(旧正月)連休期間(2月10~17日)は移動した人の数が多く、消費も予想を上回ったと指摘した。

  ゴールドマン・サックスのアジア・コンシューマー・リサーチ部門コ・ヘッド、鄭絜雲(てい・けつうん)氏とチームは24年の春節連休について、23年の春節連休よりも長い休みと暖かい気温が追い風となり、旅行と消費に対する意欲が比較的高かったとの見方を示した。

  地域で見ると、主要都市の消費が好調に推移し、黒竜江省ハルビン市や、海南省の都市など一部の地方都市の消費が旅行、帰省に伴う需要を受けて高い伸びを実現したと指摘。春節連休の良好な消費動向は消費者マインドの改善、流通在庫の削減につながったとの認識を示した。

  UBSの大中華圏消費財部門ディレクター、彭燕燕(ほう・えんえん)氏は、観光業の力強い回復と政府による刺激策が予想を上回る消費を後押ししたと強調した。消費財では、中国の「白酒(蒸留酒)」の需要が予想を上回り、高価格、中・低価格帯の販売はいずれも伸びたが、準高価格帯の消費は落ち込んだ。ギフト需要で液体ミルク消費の改善も進み、中でも高額商品が好調だったと説明した。

  春節連休は宝飾品、飲食、家電などの消費需要も喚起し、衣類乾燥機や掃除ロボット、洗濯機などの家電製品に人気が集まったとした。

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