17日、北京市の前門大街を訪れた人々。(北京=新華社記者/王毓国)
【新華社北京2月19日】中国北京市文化・観光局が17日に発表したデータによると、春節(旧正月)連休(2月10~17日)中に同市を訪れた観光客は、比較可能なデータに基づく計算で前年比37・4%増(19年比25・7%増)の延べ1749万5千人、観光収入は40・6%増(同27・4%増)の286億5千万元(1元=約21円)だった。
同局によると、今年の春節観光市場は予想を上回る好調さで、観光客数、観光総収入など多くの指標で過去最高を更新した。頤和園(いわえん)や八達嶺長城といった観光地ではオフシーズンにもかかわらず予約で埋まり、その人気ぶりが23年の中秋節・国慶節連休(9月29日~10月6日)の頃を上回った。観光客数上位10位は、王府井(252万人)、前門大街(132万2千人)、南鑼鼓巷(121万6千人)、天壇公園(115万人)、頤和園(101万7千人)、円明園(71万1千人)、地壇公園(69万9千人)、竜潭公園(59万7千人)、八達嶺長城(54万6千人)、商業施設の藍色港湾(47万5千人)だった。
連休期間中、同市では各種文化イベントが4220回開催され、1139万人が参加した。市内の劇場97カ所で開催された商業公演は24・8%増(同3・5倍)の1513回を数え、観客動員数は25・3%増(同41・5%増)の31万人、興行収入は28・2%増(同31・7%増)の4927万5千元に上った。