四川省成都市の天府パンダタワー。(資料写真、成都=新華社配信/張翔昇)
【新華社成都2月8日】中国四川省統計局はこのほど、2023年の経済統計を発表し、同省の経済は回復して上向き、GDPが新たな段階に進み、質の高い発展も新たな成果を得たと指摘した。域内総生産(GDP)は前年比6・0%増の6兆132億9千万元(1元=約21円)となった。増加値(付加価値額)は1次産業が4・0%増の6056億6千万元、2次産業が5・0%増の2兆1306億7千万元、3次産業が7・1%増の3兆2769億5千万元だった。
食糧(穀物、豆類、芋類)の総生産量は2・4%増の3593万8千トンで、4年連続で3500万トン以上に上った。
一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値は6・1%増、製品販売率は95・2%となった。
主要工業製品の生産量は天然ガスが7・9%増、発電量が1・0%増、単結晶シリコンが2・1倍、多結晶シリコンが2・0倍、新エネルギー車(NEV)が87・2%増、自動車用リチウムイオン電池が30・4%増、発電ユニットが21・7%増、鋼材が15・7%増、カラーテレビが15・4%増だった。
一定規模以上のハイテク製造業企業の増加値は5・4%増となり、うち航空・宇宙機器および設備製造業が12・4%、電子・通信機器製造業が7・3%、医薬品製造業が5・5%それぞれ増加した。
固定資産投資は4・4%増、うち1次産業が11・6%増、2次産業が21・6%増、3次産業が3・4%減となった
社会消費財小売総額は9・2%増の2兆6313億4千万元。事業所の所在地別に見ると、都市部が9・3%増の2兆1994億元、農村部が8・5%増の4319億4千万元だった。