【新華社北京2月7日】中国物流購買連合会(CFLP)が6日発表した1月の世界製造業購買担当者指数(PMI)は前月比1・3ポイント上昇の49・3となり、9カ月続いた49を割る低水準を脱して2023年3月以降の最高を記録した。
地域別に見ると、アジアは50・4で、引き続き好不況の節目となる50を上回った。アフリカは49・0で、0・8ポイント低下し、製造業におけるいくらかの変動が示された。米州は2・0ポイント上昇の49・6と2カ月連続で上昇、製造業の堅調な回復を示した。欧州は1・4ポイント上昇の47・2で、23年4月以降の最高を更新した。
全体的に見ると、世界の製造業は今年に入り停滞状況から脱する兆しを見せ始め、回復基調が鮮明になった。製造業の回復は世界経済見通しにも前向きな影響をもたらした。国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済成長率の予測を23年10月時点の2・9%から3・1%に引き上げた。24年の世界経済は引き続き回復の強靭(きょうじん)性を保ち、23年の成長水準を下回らない見通しとなっている。