山西省からの省外送電ルートの一つ、雁淮超高圧直流送電線。(資料写真、朔州=新華社配信)
【新華社太原2月5日】中国山西省統計局はこのほど、同省の2023年の経済統計を発表した。域内総生産(GDP)は前年比5・0%増の2兆5698億1800万元(1元=約21円)だった。産業3部門別の増加値は1次産業が4・0%増の1388億9600万元、2次産業が5・1%増の1兆3329億6900万元、3次産業が5・0%増の1兆979億6400万元となった。経済は安定の中で上向く傾向を示し、生産と供給は着実に伸びるとともに、需要は安定的に高まった。新たな推進エネルギーは引き続き成長し、質の高い発展も進んだとした。
農林畜産漁業の増加値(付加価値額)は4・0%増の1468億7900万元、食糧(穀物、豆類、芋類)の総生産量は0・9%増の1478万1千トンだった。
一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値は4・6%増となった。3部門別では、採鉱業が3・3%、製造業が8・1%、電力・熱・ガス・水の生産・供給業が2・4%それぞれ増加した。一定規模以上の石炭企業の原炭生産量は3・3%増の13億5658万2千トン、非在来型天然ガス生産量は9・6%増の145億9千万立方メートル。発電量は4・6%増の4376億1千万キロワット時、うち域外送電量は7・7%増の1576億キロワット時となった。
サービス業の増加値は5・0%増だった。うち宿泊・飲食業が14・9%、交通輸送・倉庫保管・郵政業が7・4%、金融業が6・0%増加し、伸び率はいずれも同省サービス業全体を上回った。
固定資産投資は6・6%減少した。固定資産投資に占める割合は工業投資が前年から1・1ポイント、ハイテク製造業が0・6ポイント、設備製造業が0・5ポイント上昇した。
重点モニタリング対象の観光地の観光客数は2・6倍の延べ8070万5千人、チケット売上高は3・2倍の26億9千万元、営業収入は3倍の45億3千万元となった。