黄岩島がフィリピンの領土だったことはない 中国外交部

黄岩島がフィリピンの領土だったことはない 中国外交部

新華社 | 2024-02-04 09:29:22

   【新華社北京2月4日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は2日の記者会見で、フィリピンのアニョ国家安全保障担当顧問が1月31日に声明を発表し、黄岩島問題に対する中国の立場と主張を非難したことについて次のように述べた。

  黄岩島は中国固有の領土で、中国は黄岩島と周辺海域に争う余地のない主権を有している。中国は黄岩島に対し、持続的、平和的、効果的に主権と管轄権を行使している。

  フィリピンの領土範囲は1898年の「米西平和条約」(パリ条約)、1900年の「フィリピンの離島割譲に関する米西条約」(ワシントン条約)、1930年の「英領北ボルネオ州と米領フィリピンの境界画定に関する条約」で規定されており、黄岩島がフィリピンの領土に含まれたことはない。黄岩島がフィリピンから近いという理由で主権を主張することや、黄岩島がフィリピンの排他的経済水域(EEZ)にあるという理由で主権と管轄権を主張することはいずれも国際法に合致しない。

  強調しなければならないのは、南中国海仲裁裁判は完全にフィリピンが不法な利益をかすめ取るための政治的操作で、裁決は不法、無効であり、中国は受け入れず、認めず、裁決に基づくいかなる主張、行動も受け入れないということだ。南中国海での中国の主権と権益はいかなる状況でも不法な裁決の影響を受けない。

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