【新華社太原2月1日】中国山西省統計局はこのほど、全国的に重要な域外送電基地である同省で、2023年の他地域への純送電量が前年比7・7%増の1576億キロワット時と過去最多を記録し、省内の発電量全体の35・3%を占めたと明らかにした。域外送電の範囲は23省(自治区・直轄市)に拡大した。
同省の電力網は西部の電力を東部に送る「西電東送」、北部の電力を南部に送る「北電南送」の両プロジェクトを構成する重要な部分となっており、水力発電と火力発電が相互補完し、超高圧交流・直流電力網が相互接続し、再生可能エネルギー発電が比較的大きな割合を占める域外送電型電力網となっている。
同局の情報によると、23年の同省の発電量は4461億キロワット時で、うち再エネ発電量(水力発電、風力発電、太陽光発電、バイオマス発電)は17・9%増の892億1千万キロワット時、総発電量に占める割合は1・9ポイント上昇の20・0%だった。23年末時点の発電設備容量は1億3304万キロワットで、うち再エネは22・6%増の5309万キロワットと全体の約39・9%を占め、割合は4・1ポイント上昇した。