日本の医師、進んだ胸部外科技術を中国で学習

日本の医師、進んだ胸部外科技術を中国で学習

新華社 | 2024-02-01 16:44:30

25日、蘭州大学第一医院で、ロボット手術の操作を体験する森さん。(蘭州=新華社配信)

   【新華社蘭州2月1日】中国甘粛省の蘭州大学第一医院がこのほど、単孔式胸腔(きょうくう)鏡手術の国際研修プログラムが中国で設けた初めての拠点となった。単孔式胸腔鏡手術のパイオニアで同プログラムの代表を務めるスペイン人医師のゴンザレス氏が拠点設立のセレモニーに出席し、協力合意書に署名した。

  同医院は今後、胸部外科の人材育成で同プログラムとの協力を深め、胸部外科の発展や新技術・新業務の普及、診療技術の進歩を推し進める。同医院はすでに胸部外科の先進技術やロボット手術の操作などの国際研修クラスを開講、イタリアや日本、セルビアの研修生や甘粛省の基幹人材数十人がトレーニングを受けている。

  日本の宇都宮病院に勤める胸部外科医師、森姫子さんも研修を受けた一人。森さんは蘭州大学第一医院で胸部外科の「スマート病室」を訪れ、ロボットやスマートケアシステム、スマート点滴システムを見学した。また、映像を使ったインタラクティブなリハビリシステムにも興味津々で、ほかの研修生が体験する様子を撮影していた。

  森さんはこのプログラムについて斬新で先進的な試みだと評価。これほど進んだ研修拠点は日本はおろか世界でも少なく、胸部外科医師の成長と進歩に大きく役立つと述べた。より多くの日本の医師に中国での学習を勧めたいと語るとともに、学んだ技術や知識、経験を日本でも生かしたいと期待を示した。(記者/梁軍)pagebreak

25日、蘭州大学第一医院を見学する森さん(手前右端)。(蘭州=新華社配信)pagebreak

25日、蘭州大学第一医院で、共同で手術を行う中国と外国の医師。(蘭州=新華社配信)pagebreak

25日、蘭州大学第一医院で、共同で手術を行う中国と外国の医師。(蘭州=新華社配信)

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