黒竜江省、文化・観光産業の質の高い発展を推進

黒竜江省、文化・観光産業の質の高い発展を推進

新華社 | 2024-02-01 16:48:41

黒竜江省牡丹江市の「中国雪郷」風景区。(1月12日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)

   【新華社ハルビン2月1日】中国黒竜江省では「氷城(氷の都)」と呼ばれる省都ハルビン市の氷雪観光が多くの人に知られるようになり、省全体が人気の氷雪観光目的地となっている。このほど開かれた同省の両会(人民代表大会と政治協商会議)で発表された2023年の観光客数は85・1%増、観光収入は3・1倍となった。

  ハルビン太平国際空港の23年の旅客輸送量は2080万5千人と過去最高を記録。引き続き東北地区の首位を保った。

  省文化観光庁の何晶(か・しょう)庁長は、全シーズン、全時間帯、全エリアの観光商品と魅力的な観光ルートを打ち出したと説明。夏は避暑観光、冬は氷雪鑑賞をテーマに多くの観光イベントを実施したと述べた。

  省人民代表大会(省人大)で発表された政府活動報告は、2024年に特色ある文化観光を強力に発展させていく方針を掲げた。氷雪スポーツや氷雪文化、ウインター用品、氷雪観光など氷雪産業全体を発展させ、冬季観光客数1億人突破と観光収入1500億元(1元=約20円)超えを実現し、クール資源による経済の活性化を目指す。

  省人大代表の張貴海(ちょう・きかい)黒竜江省氷雪産業研究院院長は、氷雪資源に依拠し、「氷雪+(プラス)」の発展枠組みに焦点を当て、従来の氷雪産業を高度化させ、スキー場や観光地などのインフラ設備水準を高めていく必要があると指摘。同時にチャンスを捉え、アジア冬季大会など重要な節目で文化・観光産業の新たな推進エネルギーを持続的に解き放ち、市場の需要を満たしていくべきだとの考えを示した。(記者/劉赫垚)pagebreak

第25回ハルビン氷雪大世界(ハルビン氷祭り)を楽しむ人たち。(2023年12月17日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)pagebreak

黒竜江省ハルビン市道里区に設置された巨大雪だるまの前で、写真撮影などを楽しむ人たち。(2023年12月16日撮影、ハルビン=新華社記者/劉赫垚)

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