広州動物園、18年ぶりにキタホオジロテナガザルの繁殖に成功

広州動物園、18年ぶりにキタホオジロテナガザルの繁殖に成功

新華社 | 2024-01-30 16:16:51

25日、広州動物園で生まれたキタホオジロテナガザルの赤ちゃんと両親。(広州=新華社配信)

   【新華社広州1月30日】中国広東省の広州動物園で生まれたキタホオジロテナガザルの赤ちゃんが25日、満1カ月を迎えた。同園によるキタホオジロテナガザルの繁殖成功は18年ぶり。2022年に野生絶滅が宣言されたこの国家1級保護動物にとって朗報となった。

  父親は同園が繁殖に成功した最初のキタホオジロテナガザルで、05年3月生まれの「宝宝(バオバオ)」。同園は18年、花嫁を全国から募集し、20年に同省深圳市生まれの美女「旺旺(ワンワン)」と結ばれ、23年12月25日に愛の結晶が誕生した。

  赤ちゃんサルはすくすく成長しているが、性別はまだ判明していない。同種は成長するにつれて体毛の色が2~3回変化するのが特徴。7~9歳で性成熟期に達すると、雌は1~2カ月で灰色がかった黄色に変わり、雄の色は変化しない。

  「中国霊長類動物絶滅危機状況評価報告2022」によると、中国に生息していたキタホオジロテナガザルとシロテテナガザルはすでに野生で絶滅している。

  テナガザルは中国に生息する唯一の類人猿。広州動物園では現在、キタホオジロテナガザルのほか、ミナミキホオテナガザル、ミナミホオジロテナガザル、ヒガシフーロックテナガザルを含む13頭を飼育している。(記者/王瑞平)pagebreak

25日、広州動物園で生まれたキタホオジロテナガザルの赤ちゃんと母親。(広州=新華社配信)pagebreak

25日、広州動物園で生まれたキタホオジロテナガザルの赤ちゃんと母親。(広州=新華社配信)pagebreak

25日、広州動物園で生まれたキタホオジロテナガザルの赤ちゃんと母親。(広州=新華社配信)pagebreak

25日、広州動物園で生まれたキタホオジロテナガザルの赤ちゃんと両親。(広州=新華社配信)

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