道路建設で生まれ変わった谷底の村 中国重慶市

道路建設で生まれ変わった谷底の村 中国重慶市

新華社 | 2024-01-31 08:05:46

   16日、重慶市巫山県竹賢郷下荘村の景色。(小型無人機から、重慶=新華社記者/唐奕)

   【新華社重慶1月31日】中国中部に広がる秦巴山区の奥地にある重慶市巫山(ふざん)県下荘村。四方を絶壁に囲まれ、天に開いた巨大な穴のように見えることから「天坑村」と呼ばれる。長らく「陸の孤島」だった同村が、20年前にできた道路のおかげで大きく姿を変えつつある。

   1997年、村の党支部書記だった毛相林(もう・そうりん)氏が村人を率い、「天坑村」と外部をつなぐ初めての道路の建設をスタート。簡易な道具だけで、7年の歳月をかけ、8キロにわたる道を完成させた。今年は開通20周年を迎える。

   近年は民宿業、観光業、みかん産業、無形文化遺産産業などが大きく発展している。「全国郷村旅游(農村観光)重点村」にも選ばれた。同県の巫山小三峡風景区へとつながる道路も完成間近で、巫山県の県城(市街地)と小三峡、下荘村を結ぶ観光ルートが形成されつつある。かつて外界から隔絶されていた村は、豊かさへの道を歩んでいる。

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   24日、重慶市巫山県竹賢郷下荘村の景色。(重慶=新華社記者/唐奕)

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   16日、重慶市巫山県竹賢郷下荘村の景色。(重慶=新華社記者/唐奕)

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   16日、重慶市巫山県竹賢郷下荘村のレストランで働く村民。(重慶=新華社記者/唐奕)

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   24日、重慶市巫山県竹賢郷下荘村のみかん畑で収穫中の村民。(重慶=新華社記者/唐奕)

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   24日、重慶市巫山県竹賢郷下荘村から眺めた完成間近の観光環状線。(重慶=新華社記者/唐奕)

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   16日、自身が染めた作品を披露する「90後」(1990年代生まれ)の袁孝鑫(えん・こうきん)さん。下荘の道を描いた染め物が観光客に人気だ。(重慶=新華社記者/唐奕)

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   16日、「下荘精神陳列館」で道路建設について語る毛相林氏。(重慶=新華社記者/唐奕)

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