【新華社西寧1月26日】中国青海省の呉暁軍(ご・ぎょうぐん)省長は24日、同省第14期人民代表大会第2回会議で省政府活動報告を行った。2023年の域内総生産(GDP)は前年比5・3%増、住民1人当たりの可処分所得は5・9%増、都市部の調査失業率は5・5%となり、消費者物価指数(CPI)は0・5%上昇した。
23年は塩湖関連産業の発展に勢いがあった。世界レベルの塩湖産業拠点の建設が加速し、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、リチウム、塩素の五大産業クラスターが形成されつつある。カリウム肥料の年間生産量は706万トン、全国の総生産量の77%以上を占めた。炭酸リチウムの生産量は49・4%増の11万トンだった。塩水からのリチウム抽出技術は世界トップレベルに達し、塩化マグネシウムの脱水という世界的な難題も解決した。
クリーンエネルギー発電の新規導入設備容量は980万キロワットとなり、総容量は5100万キロワットを超えた。3期にわたる大規模風力・太陽光発電拠点の建設が加速し、李家峡水力発電所は拡張工事を終えて新規ユニットが稼働した。瑪爾擋水力発電所は貯水を開始し、哇譲、同徳、南山口の揚水発電所3カ所は着工した。建設作業の進展は恵まれた高原資源の条件が質の高い発展に対し、新たな推進エネルギーとなることを示している。