【新華社上海1月26日】中国の上海税関は24日、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に基づく上海企業と海外貿易相手との2023年の貿易額が前年比34・3%増の657億8千万元(1元=約21円)となり、各省(自治区・直轄市)で首位だったと発表した。RCEP発効からの2年間で、RCEPに基づく上海企業と貿易相手の貿易額は累計1千億元を突破して1147億7千万元に達し、推定関税減免額は19億5千万元となった。
上海税関によると、RCEPに基づく上海企業の貿易額が大幅に増加しており、中国企業がRCEPをますます重視し、RCEPがもたらす貴重なチャンスがより多くの国内外企業によるアジア・太平洋地域市場での取引を活性化させているという。
上海市の23年の貿易総額は前年比0・7%増の4兆2100億元で、過去最高を記録した。(記者/呉宇)