中国の革新型都市ランキング、浙江省杭州が５位

   【新華社杭州１月２６日】中国科学技術部直属の研究機関、中国科学技術情報研究所はこのほど、「国家イノベーション型都市の革新力評価報告２０２３」を発表した。ランキングの上位１０都市は上から順に、北京、上海、深圳（広東省）、南京（江蘇省）、杭州（浙江省）、武漢（湖北省）、広州（広東省）、西安（陝西省）、蘇州（江蘇省）、合肥（安徽省）となった。

   国家イノベーション型都市は自主的な革新力が強く、科学技術が発展を支え、けん引する上で際立った作用を発揮し、経済・社会の持続可能な発展レベルが高く、周辺地域に及ぼす波及効果が顕著な都市を指す。報告では毎年、イノベーションに対するガバナンス能力、オリジナルの革新力、技術革新力、成果実用化能力、イノベーションの持つ駆動力の５方面から、３０項目の指標を用いてイノベーション型都市を総合的に評価している。

   報告は今年、北京と上海、天津、重慶の四つの直轄市を初めて評価対象都市に組み入れ、評価対象都市数は９７都市から１０１都市に増えた。

   ランキングで５位に入った杭州の革新力指数は７６・９８となり、「イノベーションの発信地」に分類された。杭州は成果実用化能力、イノベーションに対するガバナンス能力で大きな優位性がある一方、技術革新力はさらに高める必要がある。各指標を見ると、杭州はハイレベルな科学技術企業のインキュベーション拠点、ハイレベルな科学技術成果の産出、発明特許の産出など数多くの面で優位性が際立った。