中国港湾運営大手の寧波舟山港、23年純利益10・7%増

中国港湾運営大手の寧波舟山港、23年純利益10・7%増

新華社 | 2024-01-26 09:21:43

   【新華社北京1月26日】中国浙江省沿岸で複数の港湾を運営する寧波舟山港がこのほど発表した2023年12月期の業績(速報値)は、売上高が前年比0・1%増の260億4600万元(1元=約21円)、純利益が10・7%増の46億7800万元、非経常項目を除く純利益が4・4%減の36億元となり、1株当たり利益は0・24元、自己資本利益率(ROE)は6・4%だった。

   同社の経営は安定し、貨物取扱量は前年比5・2%増の10億9749万7千トン、コンテナ取扱量は6・0%増の4317万1千TEU(20フィートコンテナ換算)だった。国内と国際という「双循環」発展戦略に積極的に寄与し、コンテナ輸送航路数は300本以上に上り、うち「一帯一路」沿線諸国・地域間との航路は130本に達した。港湾の貨物処理能力は着実に向上し、梅山港区6~10号コンテナ埠頭プロジェクトが完工し、寧波舟山港は世界で唯一、「年間処理能力1千万TEU規模」のコンテナ埠頭を2カ所有する港湾となった。同社はコスト削減と効率向上に力を入れ、財務価値の創出を強化し、資金管理効率を高めた。コーポレートガバナンスを最適化し、グリーン(環境配慮型)・低炭素化を進め、総合的な競争力とリスク抵抗力も効果的に引き上げた。

   同社は、コンテナや鉄鉱石、原油、石炭、石油製品、食糧、鉱物、建材およびその他の貨物の港湾における積み下ろしと関連業務を取り扱うとともに、総合物流、貿易販売などその他の事業も手掛ける。

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