「中国で最も美しい鳥」ハリオハチクイ、福建省アモイで繁殖

「中国で最も美しい鳥」ハリオハチクイ、福建省アモイで繁殖

新華社 | 2024-01-25 15:01:25

木の枝に止まるハリオハチクイ。(資料写真、アモイ=新華社配信)

  【新華社アモイ1月25日】中国の国家2級保護野生動物に指定されているハリオハチクイは毎年4月に福建省アモイ市に飛来し、10月になると東南アジアへ旅と立つ。色鮮やかな羽毛に覆われ、日差しの下で羽ばたくと金属質の光沢を放つことから、中国で最も美しい鳥の一つとして撮影愛好家の間で人気が高い。

  アモイ観鳥協会の野鳥愛好家が2010年ごろ、営巣地周辺の湿地で餌をついばむハリオハチクイの群れを撮影したことで市民の関心が高まり、周囲の一部地域が保護区に指定された。市は翌11年、専門家の意見などを踏まえ、騎馬山と通嶼湿地を含む五縁湾栗喉蜂虎(ハリオハチクイ)自然保護区を設置。総面積は約40ヘクタールで、封鎖式管理を実施している。

  17年には市政府が騎馬山エリア周辺に保護地帯を設け、飲食や娯楽、自動車修理、金属加工など排ガスや騒音を発生させる恐れのある事業所の開業を厳しく禁じてハリオハチクイの生息環境を守った。統計によると、保護区の設置後にハリオハチクイの数は着実に増加している。23年、騎馬山で繁殖する親鳥は200羽を超え、餌場となっている通嶼湿地では3千羽以上を観測された。(記者/鄔金夫、陳弘毅)pagebreak

羽ばたくハリオハチクイ。(資料写真、アモイ=新華社配信)

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