RCEP発行2年、中国北西部の貿易企業にも恩恵

RCEP発行2年、中国北西部の貿易企業にも恩恵

新華社 | 2024-01-21 22:19:47

   工場の生産現場で輸出向け製品を梱包する従業員。(資料写真、フフホト=新華社配信)

   【新華社フフホト1月21日】中国内モンゴル自治区フフホト税関管轄の賽罕(さいかん)税関によると、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の発効から2年で、同税関がフフホト市の貿易企業に発給したRCEP原産地証明書は累計746件で、貨物価値が4億3300万元(1元=約21円)に上った。特恵待遇を受けた貨物の総額は8千万元以上になる見込みで、同協定は中国北西部の企業にも恩恵をもたらしている。

   うち2023年に発給のRCEP原産地証明書は前年比20・7%増の408件、発給額は26・3%増の2億4100万元だった。内モンゴル自治区のサジー(沙棘)加工メーカー大手、内蒙古宇航人高技術産業で貿易担当者を務める唐宏光(とう・こうこう)氏は、RCEP発効後はサジージュース輸入国の平均関税率が3%下がり、毎年下がり続けていると説明し、「わが社は大部分の製品をRCEP加盟国に輸出している」と語った。

   内蒙古北平紡織の貿易担当者の楊陽(よう・よう)氏も「RCEPの発効で、カシミヤ製品の関税が下がり、約100万元のコストを削減できた。日本のユーザーにもメリットがあり、今年は追加の注文が見込まれる」と述べた。(記者/哈麗娜)pagebreak

   輸出向け製品を検査する税関職員。(資料写真、フフホト=新華社配信)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。