【豆知識】二十四節気「大寒」とは

【豆知識】二十四節気「大寒」とは

新華社 | 2024-01-20 21:57:13

二十四節気「寒」の伝統行事や習慣を描いたイラスト。(北京=新華社配信/魏欣悦)

   【新華社北京1月20日】20日は二十四節気の最後、「大寒」に当たる。中国の多くの地域では銀世界が広がり、まだ寒い日が続くが、春節(旧正月)の足音がだんだんと近づき、春の便りも寒風の中に伝わり始める。

   ▽新しい年を迎え入れる

   大寒はしばしば旧暦の年の瀬と結び付けられ、前の年に別れを告げ新しい年を迎える意味合いの風習が多い。「掃塵」はきちんと掃除をし、きれいに新年を迎える風習。「祭竈(そう)」はかまどの神「竈王爺」を天に送る風習。小碗に五穀と細かく刻んだ稲わらを盛り、香炉に明かりをともして竈王爺を送る。「貼年紅」は赤い紙に書いてもらった「対聯(ついれん、対句)」や「福」の字をドアに貼る。

8日、浙江省の嵊州(じょうしゅう)新昌駅で改札を通る乗客。(紹興=新華社記者/黄宗治)

   ▽年越し料理を準備する

   帰省する家族に故郷の味を楽しんでもらおうと、人々は早くから地域の特色ある年越し料理や特産品を用意する。新年が近づくと、各家庭では鍋が大活躍し、煙突から煙が絶え間なく上がる。

   ▽故郷に帰る

   空港や駅は帰省の人々であふれかえる。道路、鉄道、航空機による帰省客のスムーズな輸送を確保するため、中国では各地方と各部門が積極的に対策を講じる。さまざまな交通機関を乗り継ぎ、数十時間かけて帰省する人もいる。だが長旅の疲れは故郷の家に足を踏み入れた瞬間に吹き飛んでしまう。

重慶市江北区観音橋街道の渝北社区で、住民が持ち寄った年越し料理。(2023年1月17日撮影、重慶=新華社記者/黄偉)

12日、貴州省黔西(けんせい)市のスーパーで商品を選ぶ買い物客。(黔西=新華社配信/范暉)

遼寧省瀋陽市の卸売市場、五愛国際小商品城で品定めをする買い物客。(2023年1月11日撮影、瀋陽=新華社記者/姚剣鋒)

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