中国内モンゴル自治区で高まる氷雪スポーツ熱

中国内モンゴル自治区で高まる氷雪スポーツ熱

新華社 | 2024-01-17 14:59:55

フフホト市の馬鬃山(ばそうざん)スキー場で、スキーの準備をする人たち。(2023年12月27日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)

   【新華社フフホト1月17日】中国内モンゴル自治区で、氷雪スポーツの人気が高まっている。フルンボイル市陳バルグ旗に住み、同市で先日開催されたモンゴル族の冬の祭典「第20回内モンゴル自治区氷と雪のナーダム」の競馬競技で4位を獲得したモンクさんは「牧草地から都会に移り、スノーボードを習う」という新たな目標を掲げた。

  モンクさんは「スキーは面白い。高い所から滑ると空を飛んでいるような感覚になる。これまで冬のイベントといえばナーダムだったが、ここ数年は氷雪スポーツが新しいトレンドになり、老若男女ともスキーやスケートの楽しさが分かり始めた」と語った。

  自治区は冬に入り、各地でにぎやかさを増している。氷と雪のナーダムやカーニバルが次々と開かれ、氷雪観光や氷雪スポーツの人気も上昇。各地のスキー場やスケート場がシーズン真っ盛りを迎えている。

  ウランチャブ市集寧区の察汗営スキー場では、アルペンスキーを楽しむ人たちの傍らで、初心者向けのスキー教室が開かれていた。インストラクターの李慕(り・ぼ)さんは「今年はスキーを習いに来る人が多い。われわれは忙しくて手が回らないほどだが、これは良いことだ。スキーを楽しむ人が増えていることの証しなのだから」と語った。

  同スキー場では、異なるニーズを持つスキー客によりよい体験してもらうため、初級者向けや中級者向けなど六つのコースを設置。数十人のインストラクターや救護員がサービスを提供している。

  自治区には現在、スケート場81カ所、スキー場48カ所の計129カ所の氷雪スポーツ施設がある。ほかにも公園や都市の空き地に屋外スケート場があり、人々の身近な存在になっている。

  自治区はこの冬、「氷雪+(プラス)フェスティバル」「氷雪+パフォーマンス」「氷雪+展示会」など多種多彩なイベントを実施。氷雪資源と民俗文化、スポーツ、レジャーなどの観光要素を有機的に結合させ、氷雪関連の産業チェーンと市場供給の一層の充実と拡大を図っている。

  より多くの若者が氷雪スポーツに参加できるよう、条件を備えた小中学校でスキーやスケートなどの授業も普及させている。これまでに氷雪スポーツを導入した学校は300校余り、参加した若者は20万人以上に上る。(記者/哈麗娜)pagebreak

フフホト市の馬鬃山(ばそうざん)スキー場。(2023年12月27日、小型無人機から、フフホト=新華社記者/李志鵬)pagebreak

フフホト市の馬鬃山(ばそうざん)スキー場。(2023年12月27日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)pagebreak

フフホト市の馬鬃山(ばそうざん)スキー場で、スキー用具を貸し出すスタッフ(左)。(2023年12月27日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)pagebreak

フフホト市の馬鬃山(ばそうざん)スキー場でスノーボードを楽しむ人。(2023年12月27日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)pagebreak

フフホト市の馬鬃山(ばそうざん)スキー場でスキーを楽しむ人。(2023年12月27日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)

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