【新華社北京1月17日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は16日の記者会見で、フィリピンのマルコス大統領が15日にSNSのXで頼清徳(らい・せいとく)の台湾「大統領」当選に祝意を示したことについて聞かれ、次のように述べた。
マルコス大統領の関係発言は「一つの中国」原則と中国・フィリピンの国交樹立に関するコミュニケに著しく違反し、フィリピンによる中国への政治的約束に深刻に背き、中国の内政に乱暴に干渉するものである。中国は強烈に不満で、断固として反対する。フィリピンへは即座に強烈に抗議した。外交部の農融(のう・ゆう)部長助理は16日午前、駐中国フィリピン大使を呼び出し、厳正な申し入れを行うとともに、責任ある説明を促した。
台湾地区の選挙結果が両岸関係の基本的枠組みと発展方向を変えることはできず、中国が最終的には統一され、必然的に統一されるという大勢を阻止することもできない。われわれは、フィリピンが台湾問題で火遊びすることをやめ、「一つの中国」原則と中国・フィリピンの国交樹立に関するコミュニケを確実に順守し、台湾問題に関する誤った言動を直ちにやめ、「台湾独立」分裂勢力にいかなる誤ったシグナルも送ることをやめるよう忠告する。
マルコス大統領は台湾問題の経緯を正確に理解し、正しい結論を出すために勉強した方がいい。