【新華社北京1月16日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は15日の定例記者会見で、ロシア外務省のザハロワ報道官が台湾地区の二つの選挙結果の発表後に、ロシアはいかなる形の「台湾独立」にも反対すると表明し、すべての外部勢力に対して地域の安定と国際安全保障を損なう挑発的な行動をとらないよう呼びかけたことについて中国の考えを求められ、次のように述べた。
中国はロシアの立場表明を称賛する。実際にはロシアのほかにも、インドネシアやベトナム、カンボジア、ラオス、バングラデシュ、フィリピン、スリランカ、ネパール、南アフリカ、エジプト、エチオピア、ジンバブエ、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、ベラルーシ、セルビア、ハンガリー、パプアニューギニア、キューバ、ベネズエラ、上海協力機構(SCO)、アラブ連盟などがこれまでに声明やプレスリリース、記者への回答などを通じ、「一つの中国」原則の順守、国家主権と領土保全を守る中国への揺るぎない支持、いかなる形の「台湾独立」にも反対する姿勢、中国統一の大業に対する支持を改めて公に表明した。
これは国際社会の正義の声、平和の声であり、国連憲章と国際関係の基本準則を断固として守るという国際社会の広範な共通認識を体現し、時代の潮流と歴史の大勢を代表している。われわれは、中国の正義の立場を理解し、支持するこれらの国々に感謝する。
台湾島内の情勢がどのように変化しようと、世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の一部であるという基本的な事実は変えられない。台湾が国であったことはなく、将来もあり得ない。われわれは、国際社会が「一つの中国」原則という普遍的な共通認識を堅持することと、安定局面がより堅固になることを確信している。「台湾独立」分裂勢力と外部勢力の干渉に反対し、国家統一を勝ち取る中国人民の正義の事業はより多くの理解と支持を得ていくだろう。