14日、空港でアムヘルト大統領らの出迎えを受ける李強総理(左)。(チューリヒ=新華社記者/王曄)
【新華社チューリヒ1月15日】世界経済フォーラム(WEF)創設者のシュワブ会長、スイスのアムヘルト大統領、アイルランドのバラッカー首相の招きに応じ、スイスでのWEF年次総会(ダボス会議)出席とスイス、アイルランド両国の公式訪問のため14日午前にチャーター機で北京を出発した中国の李強(り・きょう)国務院総理は、スイス・チューリヒ空港に現地時間同日午後到着し、同国への公式訪問を開始した。アムヘルト大統領らが空港で出迎えた。
李総理は次のように述べた。スイスは新中国と最も早く国交を樹立した西側諸国の一つであり、両国関係は国交樹立から74年、一貫して健全な発展を維持してきた。特に習近平(しゅう・きんぺい)主席とスイスの指導者が2016年に両国の革新的戦略パートナーシップの構築を宣言して以降、各分野の交流・協力は持続的に新たな段階に進み、新たな成果を収めている。
李総理は次のように指摘した。中国はスイスと共に、両国首脳の重要な戦略的リードに従い、双方の政治的相互信頼をさらに深め、互恵協力を拡大し、民間の友情を大きく育んでいきたい。中国はスイスが欧州や国際舞台で発揮する独特な役割を一貫して非常に重視しており、世界的課題に共同で対応するなどスイスとの緊密な意思疎通と協力を維持していきたい。
空港では、中国の王世廷(おう・せいてい)駐スイス大使、陳旭(ちん・きょく)国連ジュネーブ事務局・スイス国際機関常駐代表らも出迎えた。