中国の２３年新車生産・販売、初の３千万台超え

   【新華社北京１月１３日】中国自動車工業協会（ＣＡＡＭ）が１１日に発表した中国の２０２３年の新車生産台数は前年比１１・６％増の３０１６万１千台、販売は１２・０％増の３００９万４千台だった。生産、販売ともに初めて３千万台を超えた。

   同協会の陳士華（ちん・しか）副秘書長によると、生産の内訳は乗用車が９・６％増の２６１２万４千台、商用車が２６・８％増の４０３万７千台。販売はそれぞれ１０・６％増の２６０６万３千台、２２・１％増の４０３万１千台だった。

   新エネルギー車（ＮＥＶ）は生産が３５・８％増の９５８万７千台、販売が３７・９％増の９４９万５千台で、市場占有率は３１・６％に上った。電気自動車（ＥＶ）、プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）、燃料電池車（ＦＣＶ）のいずれも生産、販売を大幅に増やした。

   陳氏は、マクロ経済の持続的な回復が自動車業界の安定成長につながったと説明。今年の中国自動車市場については、国の消費促進、成長安定政策の持続的推進や新エネ産業の質の高い発展を促す一連の政策実施に伴い、市場の活力と消費の潜在力が一段と引き出されることで、安定の中で上向く発展の勢いが続くと予想した。