西蔵自治区の奥地で太陽熱セントラルヒーティングを利用

西蔵自治区の奥地で太陽熱セントラルヒーティングを利用

新華社 | 2024-01-10 08:29:08

   6日、空から見たシェンザ県の太陽光集熱パネル施設の全体像。(小型無人機から、申扎=新華社記者/旦増尼瑪曲珠)

   【新華社ラサ1月10日】中国西蔵自治区蔵北高原(チャンタン高原)の奥地にある那曲(ナクチュ)市申扎(シェンザ)県でここ数年、太陽エネルギーによるセントラルヒーティングが人々の冬の暖かい暮らしを支えている。

   同県の県城(県政府所在地)は標高約4700メートルにあり、冬は寒さが厳しい。かつては暖を取るため、牛糞を燃料としたストーブに頼っていた。2019年に太陽熱を利用したセントラルヒーティングを導入。人々の暖かい生活を保障するとともに、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減した。

   県城のセントラルヒーティングプロジェクトでは1万8千平方メートルの太陽熱集熱パネルを設置。太陽の動きに合わせてパネルの角度を調整する「追日」システムで、集熱効率の向上をはかった。同地の7カ月にわたる暖房シーズン中、24時間絶え間なく住民に暖房を提供している。

   県城では現在、全人口の約80%に当たる2900人以上の住民がクリーンな太陽熱セントラルヒーティングを利用している。

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6日、空から見たシェンザ県の太陽光集熱パネル施設の全体像。(小型無人機から、申扎=新華社記者/旦増尼瑪曲珠)

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6日、暖房管理システムで稼働状況を監視するセントラルヒーティングプロジェクト運営保守管理会社・申扎浄地市政管理の職員。(申扎=新華社記者/姜帆)

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6日、空から見たシェンザ県の太陽光集熱パネル施設の全体像。(小型無人機から、申扎=新華社記者/姜帆)

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   6日、県職員用の臨時住宅で花に水をやる曲珠(チュージュー)さん(左)と央次仁(ヤンツーレン)さんの夫妻。集熱パネル施設から約3キロと最も離れた供給先となっている。(申扎=新華社記者/姜帆)

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6日、セントラルヒーティングプロジェクトの太陽熱集熱パネル。(申扎=新華社記者/曹檳)

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