中国国家林業・草原局、北京市に「国家森林都市」の称号授与

   【新華社北京１月９日】中国国家林業・草原局は５日の記者会見で、北京市政府の申請に基づき、専門家による審査・評価、アンケート調査、情報公開などの状況を取りまとめ、北京市に「国家森林都市」の称号を授与することを決めたと発表した。

   北京市政府の程建華（てい・けんか）副秘書長によると、北京は長年にわたり、市内や市郊外での森林育成、緑化基準を満たす「森林郷村」づくりを積極的に行ってきた。百万ムー（約６万７千ヘクタール）に及ぶ植林・緑化事業を２度実施し、森林と湿地を累計２４３万ムー（１６万２千ヘクタール）増加させ、森林率を２０１２年の３８・６％から４４・８％に引き上げた。北京に生息する維管束植物は２０８８種類、陸生脊椎動物は６０８種類を数え、生物多様性が最も高い大都市の一つとなっている。同時に、レジャー公園や小規模公園「ポケットパーク」、小規模緑地、村間広場も多数整備し、公園の総数を１０６５カ所に増やした。

   程氏は「北京が国家森林都市となったことは、根気強くグリーン（環境配慮型）発展に取り組んできたことへの大きな肯定であり、北京の森林都市づくりが質の高い発展の新たな段階に入ったことを示す」と述べた。