【新華社北京1月5日】中国台湾地区から大陸に移り住んだ6人の若者に迫る「共に出発しよう」シリーズ。案内役は10代から大陸で暮らす台湾出身の曲献平(きょく・けんへい)さんが務める。第2話の今回登場するのは2組。大企業を辞めてダンスの道を選んだ男性と、上海で音楽レーベルを立ち上げたミュージシャンの女性を紹介する。
誰もが憧れる大企業に入り
都会の喧騒(けんそう)の中で必死に働くか
好きなことを仕事にして自分なりのペースで生きていくか
若者の誰もが直面する悩みだと言える
最初に登場するのは
「90後」(1990年代生まれ)の陳翰霖(ちん・かんりん)さん
子どもの頃、母親と共に大陸に引っ越してきた
名門の南京大学を卒業後、若者の誰もが憧れるIT大手に入社
その後、IT大手を飛び出し
現在は大学の後輩らとヒップホップダンススタジオを運営している
「趣味を仕事にした場合
オンとオフの切り替えが難しいかもしれません
でも僕はうまく調整して
オフの時間を楽しんでいます」
次に登場するのは
ミュージシャンの黄傑妮(こう・けつじ)さん
上海に移り住む数年前から大陸で何度もツアーを行っていた
正式な「大陸進出」は2021年
台湾出身の夫、李翔(り・しょう)さんと
音楽レーベル「XN(艾克斯恩)」を立ち上げた
母親も呼び寄せ、家族そろって上海暮らしを楽しんでいる
「どれほど遠い道のりでも
どのように歩むことになっても
必ず最後まで歩き通す
私たちが最も伝えたい信念です」
情熱に賞味期限はない
趣味が同じ者同士は自然に互いを引き寄せる
曲さんは今回も自らの人生経験を重ねながら
夢を追う若者らの物語を案内する