中国、新分野・新業態の特許審査標準を整備

中国、新分野・新業態の特許審査標準を整備

新華社 | 2024-01-04 17:11:20

   【新華社北京1月4日】中国国家知識産権局の申長雨(しん・ちょうう)局長はこのほど開かれた国務院政策定例記者説明会で、新分野・新業態の特許審査標準を引き続き整備し、多様な審査方式を総合的に活用し、グリーン(環境配慮型)・低炭素技術と未来産業分野の特許出願・特許取得を支援し、グリーン・低炭素技術や量子情報、脳型知能などの未来産業の発展により多くの技術を提供すると述べた。申氏はまた次のように説明した。

  科学技術イノベーション能力が強化されるにつれて、新産業・新分野における中国の競争優位性は顕在化しつつあり、特に電気自動車(EV)やリチウムイオン電池、太陽電池をはじめとするグリーン・低炭素産業が急速に発展した。その背景には、多くの特許技術による支えがある。

  リチウムイオン電池、特に固体電池分野では、中国は世界の主要な技術提供国の一つである。2023年5月時点で世界の固体電池関連中核技術の特許出願件数は2万798件、うち中国は7640件で36・7%を占めた。中国の固体電池の世界特許出願件数はこの5年、20・8%の年平均成長率を維持し、伸び率は世界首位に立つ。

  国家知識産権局は、グリーン・低炭素技術と未来産業の高価値特許の育成にも力を入れ、関連産業による特許権プール設立を支援するとともに、特許オープンソースの模索を奨励し、中国の巨大市場の優位性をさらに発揮させ、関連産業を拡大、強化する。また、新分野・新業態の知的財産権保護を強化し、良好なビジネス環境とイノベーション環境を構築していく。

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