【新華社北京1月3日】中国国家統計局は2023年12月31日、「中国女性発展要綱(2021~30年)」について、2022年の実施状況の統計学的モニタリングに関するリポートを発表した。中国の女性の健康水準と教育水準が持続的に向上し、社会保障の水準が絶えず高まり、労働権益の保護が一段と強化され、女性の権益に対する法的保障システムの健全化も進んでいることが明らかになった。
妊産婦の健康水準が持続的に高まった。22年の妊産婦死亡率は10万人当たり15・7人で、21年に比べて2・5%低下し、都市部は10万人当たり14・3人で7・1%低下し、農村部は10万人当たり16・6人でほぼ横ばいとなった。
妊娠から出産までの全過程に対する基本医療保健サービスが絶えず強化された。結婚前に受ける医学的検査の受診率は前年比3・9ポイント上昇の74・8%。妊産婦の系統的管理率は0・7ポイント上昇の93・6%、出生前スクリーニング検査の受診率は3・0ポイント上昇の88・7%。病院での分娩率は引き続き99・9%の水準を維持し、出産後の訪問観察率は0・5ポイント上昇の96・5%となった。
義務教育段階の男女間格差がほぼ解消した。22年の学齢人口の小学校就学率は女児と男児とも99・9%となり、男女間格差がほぼ解消した。9年制義務教育段階の在校生のうち、女子は42万人増の7408万9千人で46・7%を占め、割合はほぼ前年並みとなった。
高等教育機関では在学生の男女比がほぼ均衡した。高等教育機関の在学生のうち、女子は122万5千人増の2903万3千人で全体の50・0%を占め、男女比は均衡を保った。
社会全体の就業者に占める女性の割合が4割以上で推移した。22年の女性就業者数は3億2千万人で就業者全体の43・2%を占めた。都市部の非私営企業就業者のうち、女性は6766万4千人で全体の40・5%を占めた。
基本医療保険加入者数に占める女性の割合が上昇した。22年末時点の基本医療保険加入者数のうち、女性は6億5千万人で48・5%を占め、21年末時点より0・2ポイント上昇した。