新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（２３／１２／２９～２４／１／１）

   【新華社北京１月２日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、２０２３年１２月２９日～２０２４年１月１日のニュースをお届けします。

   １．中国の第１４期全人代第２回会議、来年３月開催へ

   中国の全国人民代表大会（全人代）常務委員会会議は２０２３年１２月２９日、第１４期全人代第２回会議の開催に関する決定を採択しました。決定によると、第１４期全人代第２回会議は３月５日から北京で開催されます。中国人民政治協商会議（政協）第１４期全国委員会はこのほど、主席会議を開き、政協第１４期全国委員会第２回会議を３月４日から北京で開催することを提案しました。

   ２．中国ＧＤＰ、２２年の確定値は前年比３・０％増

   中国国家統計局は２０２３年１２月２９日、２０２２年の国内総生産（ＧＤＰ）の最終確認に関する公告を出しました。２２年のＧＤＰ確定値は１２０兆４７２４億元（１元＝約２０円）で、速報値より５４８３億元減少しました。

   ３．日本の防衛装備輸出緩和、国際社会の警戒招く　中国国防部

   中国国防部の呉謙（ご・けん）報道官は２０２３年１２月２８日の記者会見で「日本政府が２２日に『防衛装備移転三原則』と運用指針を約１０年ぶりに改定し、防衛装備の輸出制限を一段と緩和したと報じられたが、どう考えるか」との質問に、次のように答えました。

   日本はここ数年、「平和憲法」の制約と「専守防衛」の原則を絶えず破り、軍事・安全保障分野で小細工を繰り返して、国際社会の高い警戒と強い憂慮を招いています。われわれは、侵略の歴史を深く反省し、アジアの隣国の安全保障への懸念を重視し、平和発展の道を揺るぎなく歩み、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう日本に求めます。

   ４．中国、衛星インターネット技術試験衛星の打ち上げに成功

   中国は２０２３年１２月３０日午前８時１３分（日本時間同９時１３分）、衛星インターネット技術試験衛星を搭載した運搬ロケット「長征２号Ｃ」を酒泉衛星発射センターから打ち上げました。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。

   長征シリーズ運搬ロケットの打ち上げは今回で５０５回目となります。

   ５．中国のゲームメディア、北京で任天堂をテーマにした企画展開催

   中国のゲームメディア「游研社」が２０２３年１２月２３～３１日、北京市で日本の大手ゲーム会社、任天堂をテーマにした企画展を開催しています。任天堂が販売してきた花札やボードゲーム、おもちゃ、ゲーム機などのコレクションが一挙公開され、多くのファンを引き付けています。

   ６．北京と雄安新区を結ぶ京雄高速道路、全線開通

   中国北京市と河北省雄安新区を結ぶ京雄高速道路の北京五環路－六環路区間が２０２３年１２月２８日、運用を開始し、同道路は全線開通しました。総延長は約９７キロ、うち北京区間が約２７キロ、河北区間が約７０キロです。北京五環路の南西から雄安新区までを約１時間で結びます。

   ７．中国重慶市で軌道交通１８号線が開業

   中国重慶市で２０２３年１２月２８日、インフラ建設大手の中国鉄建が投資・建設・運営を手がける軌道交通１８号線が開業しました。同市の軌道交通の運行路線は１３路線、総営業距離は５３８キロとなりました。１８号線の総延長は２９キロで、市中心部の交通状況をさらに改善し、市民や観光客の利便性を向上させます。

   ８．合肥新橋国際空港、大阪路線を再開

   中国安徽省の合肥新橋国際空港はこのほど、大阪路線の運航を再開しました。２０２０年以来初めての北東アジア路線再開となりました。

   合肥－大阪路線の再開は、ビジネスや観光、就労、留学などの渡航需要を満たし、地域と国際旅客輸送市場の回復を強力に後押しします。

   ９．峨眉山風景区、氷雪温泉フェスで冬季観光を活性化　四川省

   中国四川省の峨眉山風景区でこのほど、第２５回峨眉山氷雪温泉フェスティバルが開幕しました。観光と氷雪、温泉、スポーツを融合させ、スノーボードやスキーなど１５のアトラクションを設けるとともに、グルメコンテストや新春文化マーケットなどのイベントを展開しています。会期は来年３月までです。

   １０．中国の映画興行収入、２０２３年は５４９億１５００万元

   中国国家電影局は１日、中国の２０２３年の映画興行収入が５４９億１５００万元（１元＝約２０円）で、観客動員数は１２億９９００万人だったと発表しました。

   以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。