中国海南島海域の海底パイプライン敷設量、23年は過去最高

中国海南島海域の海底パイプライン敷設量、23年は過去最高

新華社 | 2024-01-02 09:39:07

中国初の洋上超高温・超高圧ガス田「楽東10-1」のプラットフォーム付近で補給活動を実施する作業船「海洋石油201」。(資料写真、海口=新華社配信/汪洋)

   【新華社海口1月2日】中国石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)の海南分公司は12月30日、海南島海域で2023年に敷設した石油・天然ガスパイプラインの総距離が約260キロとなり、年間で過去最高を更新したと発表した。

「深海1号」第2期プロジェクトで、パイプライン接続箇所の防腐処理を行う作業員。(資料写真、海口=新華社配信/汪洋)

   同集団は昨年、海南島海域で深海ガス田「深海1号」第2期や「楽東10-1」ガス田など三つのプロジェクトに関わるパイプライン敷設を実施。「深海1号」第2期は中国初の深海高圧ガス田プロジェクトで、複雑な地質条件により敷設の深度差が大きく、高温や高圧などの難題にも直面した。「楽東10-1」は中国初の超高温・超高圧海底天然ガス田の開発となった。

海中に投入される「楽東10-1」プロジェクトの海底管。(資料写真、海口=新華社配信/汪洋)

   海洋石油集団のプロジェクトチームは複雑な配管ルートに対して大量の計算と分析を行い、超長距離、超高度吊り径間など世界的な技術的難題を解決。主作業船「海洋石油201」もプロジェクトに合わせて改良したほか、国内初の大径厚肉パイプを全自動で溶接する技術を開発するなど10件余りの技術的進展を実現した。(記者/陳子薇)

海南省鴬歌海(おうかかい)海域の「東方1-1」ガス田で作業をする人たち。(資料写真海口=新華社配信/汪洋)

海底管を台船から移設する敷設作業船「海洋石油201」。(資料写真海口=新華社配信/汪洋)

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