中国、データ知的財産権の試行地域を拡大

   【新華社北京１月２日】中国国家知識産権局はこのほど、「国家知識産権局弁公室によるデータ知的財産権の地方試行作業の深化に関する通達」に基づいて、北京市や上海市、江蘇省、浙江省、福建省、山東省、広東省、深圳市（広東省）の既存８地域に加え、届出や審査、専門家による審議などを経て、新たに天津市、河北省、山西省、安徽省、河南省、湖北省、湖南省、貴州省、陝西省の９地域を２０２４年のデータ知財権試行地域に追加認定した。

   ２０２４年のデータ知財権試行地域の期間は２０２３年１２月から２４年１１月まで。試行地域は、①データのセキュリティー、公共の利益、プライバシーを適切に考慮する②データ特有の属性と財産権制度の客観的法則を適切に把握する③データ処理者の働きと関連投資を適切に尊重する④産業のデジタル・トランスフォーメーション（ＤＸ）と経済の質の高い発展を支えるデータの役割を適切に発揮する－という「四つの適切性」原則を一貫して堅持する必要があるという。