新華社が選んだ２０２３年の国内十大ニュース

新華社 | 2023-12-30 16:29:56

北京の人民大会堂で開幕した第１４期全人代第１回会議。（３月５日撮影、北京＝新華社記者／翟健嵐）

【新華社北京１２月３０日】中国の新華社は２９日、２０２３年の国内十大ニュースを選び、発表した。十大ニュースは次の通り。（時系列順）

１、全国両会が第２０回党大会の指示を徹底　奮闘前進の力を凝集

全国両会（全国人民代表大会と中国人民政治協商会議全国委員会会議）が３月に開かれ、新たな国家機構と政協全国委員会の指導者が選出された。第１４期全国人民代表大会（全人代）第１回会議が同１０日に開いた第３次全体会議では、習近平（しゅう・きんぺい）氏が中華人民共和国主席、中華人民共和国中央軍事委員会主席に再び満票で当選した。

全国両会は強国建設と民族復興の共通認識と力を凝集し、習近平同志を核心とする党中央の周囲により一層緊密に団結して、中国共産党第２０回全国代表大会（党大会）で定められた目標と任務を実現するため団結、奮闘するよう１０数億の人民を大いに鼓舞し、激励した。

発足したばかりの国家金融監督管理総局の前に集まる報道陣。（５月１８日撮影、北京＝新華社記者／李鑫）

２、党と国家の機構改革案を発表

「党・国家機構改革方案」が３月１６日に発表された。党と国家の機構改革案が固まり、社会主義現代化国家の全面的建設と中華民族の偉大な復興の全面的推進に力強い保障を提供した。

陝西省延安市の宝塔山を見学する共産党員。（６月３０日撮影、延安＝新華社記者／張博文）

３、全党でのテーマ教育実施が著しい成果

全党で４月から、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を学習、徹底するテーマ教育を深く実施した。

第３回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開幕式に出席する海外の貴賓らと会場に向かう習近平氏（中央）。（１０月１８日撮影、北京＝新華社記者／王曄）

４、中国の特色のある大国外交、揺れ動く世界にプラスエネルギーを注入

中国・中央アジアサミットが５月に陝西省西安市で、第３回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが１０月に北京市で開かれた。

習近平国家主席は一連の重要な外交活動に出席した。ロシアと南アフリカ、米国、ベトナムを訪問、会談を行い、国際会議に出席。国内外で２国間・多国間の首脳外交を集中的に行った。

３月にはホンジュラスと国交を樹立。中国と国交を樹立した国は１８２カ国となった。中国はウクライナ問題で平和交渉を促し、サウジアラビアとイランの歴史的和解を実現させた。パレスチナとイスラエルの衝突の解決を巡っては、客観的で公正な立場を堅持し、建設的な役割を果たしてきた。

上海虹橋国際空港に駐機する国産旅客機「Ｃ９１９」。（５月２８日撮影、上海＝新華社記者／丁汀）

５、科学技術の革新が発展の新たな原動力・優位性を創出

中国の国産旅客機「Ｃ９１９」が５月２８日、初の商業飛行を実施した。長征シリーズ運搬ロケットによる打ち上げ５００回達成、有人宇宙船「神舟１７号」の打ち上げ成功、中国宇宙ステーションの応用と発展の新段階への移行から、量子コンピューターの試作機「九章３号」の開発成功、第１３次北氷洋科学調査の完了、第４０次南極観測の実施まで、中国の科学技術の革新がさらなる進化を遂げた。

北京市門頭溝区妙峰山鎮で、豪雨災害の救援活動に当たった武装警察に敬礼する子ども。（８月２日撮影、北京＝新華社記者／鞠煥宗）

６、豪雨や地震で大きな被害　救援や復興を全力で実施

華北、東北、黄淮地区などが７月末から８月初めにかけて豪雨に見舞われ、多くの地域で深刻な洪水と土砂災害が発生。１２月１８日には甘粛省臨夏回族自治州積石山パオアン族トンシャン族サラール族自治県でマグニチュード（Ｍ）６・２の地震があり、多数の死傷者が出た。各被災地の関係部門は救助活動や復旧・復興作業に懸命に取り組んだ。