中国外交部、管轄海域での国際海底ケーブル敷設「長年歓迎、支持してきた」

中国外交部、管轄海域での国際海底ケーブル敷設「長年歓迎、支持してきた」

新華社 | 2023-12-29 09:47:47

   【新華社北京12月29日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は28日の記者会見で、英紙フィナンシャル・タイムズや日本経済新聞がこれまでの報道で、中国が南中国海を通る海底ケーブルの敷設や補修に対し、承認を遅らせたり、厳しい条件を付けたりするなどして関係企業がルートの変更などを迫られていると伝えたことについて中国の考えを問われ、次のように答えた。

   海底ケーブルは、世界のデータ流通を支える重要インフラであり、世界の大陸間データ通信の約99%を担う現代の国際通信の最も重要な情報経路でもある。中国は長年、サイバー空間における国際交流協力を深化させ続け、海底ケーブルを含むグローバル情報インフラの整備を積極的に推進してきた。

   中国は国連海洋法条約を全面的に履行しており、海域使用管理法や海洋環境保護法、海底ケーブル・パイプライン敷設管理規定、海底ケーブル・パイプライン保護規定などの法律法規、規則を制定して中国の管轄海域で各国が法に基づき海底ケーブルを敷設する権利と義務を明確にし、中国の管轄海域を通過する国際海底ケーブルに良好な法的保障を提供している。

   中国政府は、中国の管轄海域に国際海底ケーブルを敷設する他国や通信会社に対し、一貫して歓迎と支援の態度を示してきた。中国企業に対しても外国企業と協力して国際海底ケーブルを敷設するよう積極的に奨励してきた。中国は引き続き国際社会と共に、2国間や地域間、国際間の対話と協力を強化し、海底ケーブルなどグローバル情報インフラの整備を積極的に推進し、海底ケーブルを共同で保護していく。世界のデジタル相互接続のレベルを向上させ、より公平で理にかない、安全で安定し、活力に富むサイバースペースを構築し、手を携えてサイバースペース運命共同体を築いていく。

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