26日、ラサ・クンガ国際空港の第2滑走路に到着した中国国際航空便。(ラサ=新華社記者/姜帆)
【新華社ラサ12月27日】中国西蔵自治区山南市貢嘎(ゴンカル)県にあるラサ・クンガ国際空港で26日午前、中国国際航空の四川省成都市発CA4401便が第2滑走路に無事着陸した。これにより同空港は、高高原空港としては国内で初めて滑走路を2本運用する空港になった。
1966年に運用を開始した同空港は西蔵の重要な幹線空港となっており、現時点の就航路線は135路線、就航都市は68都市で、中国の西南地域、西北地域を中心に国内の主要大中都市をカバーする航空網を形成している。
中国民用航空西蔵自治区管理局の李洪(り・こう)局長によると、同空港の既存の滑走路の発着容量不足や耐用年数が次第に迫っていること、西蔵の経済・社会発展と対外開放の必要性を考慮して、2017年8月に第2滑走路の建設に向けた準備作業を開始した。22年4月26日に着工し、23年12月12日に検収に合格した。第2滑走路は、年間旅客取扱量1200万人、年間貨物・郵便物取扱量12万トン、発着回数8万8千回の目標に沿って設計されたという。
同氏は「ラサ・クンガ国際空港は第2滑走路の供用開始により、空港としての総合保障能力をさらに高め、地域のハブとしての役割をうまく果たし、西蔵の包括的な立体交通網整備が進むことになる」と語った。