13日、54メガワット時の電力貯蔵プロジェクト契約の調印式で発言する山東電工電気集団アフリカマーケティング部の金貝(きん・かい)総経理(中)。(ウィントフック=新華社記者/陳誠)
【新華社ウィントフック12月25日】中国の電力機器メーカーの山東電工電気集団と電池メーカーの浙江南都電源動力はこのほど、ナミビア電力公社ナムパワーとナミビアの首都ウィントフックで、54メガワット時の電力貯蔵プロジェクト契約を締結した。同国初の電力貯蔵技術プロジェクトとなる。
同プロジェクトはナミビア北部エロンゴに位置する。現地の電力不足を解消し、地域住民の電力消費の質を改善する狙いがある。
調印式に参加したナミビア国家計画委員会のウィルヘンシア・ウィラス委員長は、このプロジェクトはナミビアにとって、持続可能で革新的かつ環境にも優しいエネルギーソリューションであり、新エネルギー設備の近代化を実現し、グリーンで豊かな未来を創造し、将来の世代に恩恵をもたらすと述べた。
ナムパワーのマネジングディレクターを務めるハウロフ氏はプロジェクトが発電や電力配分方式の見直しにつながり、非常時のエネルギー管理や二酸化炭素(CO2)排出削減などでも積極的な役割を果たすことができると述べた。
山東電工電気集団アフリカマーケティング部の金貝(きん・かい)総経理はトップレベルの技術、高品質な製品、科学的な管理、行き届いたサービスを提供し、エネルギー貯蔵プラントをナミビアの象徴的な新エネルギープロジェクトにするとした。