【豆知識】二十四節気「冬至」とは

【豆知識】二十四節気「冬至」とは

新華社 | 2023-12-22 19:43:29

22日、二十四節気「冬至」の伝統行事や習慣を描いたイラスト。(北京=新華社配信/魏欣悦)

   【新華社北京12月22日】22日は二十四節気の22番目、「冬至」に当たる。冬の4番目の節気で、この日を過ぎると太陽の南中高度が90度になる地点が南回帰線から北に向かって移動し始め、日差しと昼の時間が増えていく。このため冬至は「小陽春」とも呼ばれ、冬が終わって春が来ることを表している。

   ▽一家団らん

   中国では「冬至大如年(冬至は新年と同じくらい大切な日)」「冬節(冬の祭日)」「亜歳(年初に次いで大切な日)」という言い方がある。人々は冬至に祖先を祭って冬を祝い、各家庭で厳しい寒さから身を守るため、酒や料理を用意する。南方で湯円(タンユエン、もち米で作った団子)を食べるのは、冬の寒さをしのぐ意味のほか、故郷を離れている人が帰省し家族と再会することを待ち望むという意味もある。北方では冬至の日に「水餃(水ギョーザ)」を作る習慣があり、家族そろってにぎやかにギョーザを手作りする。

   ▽夜市のナイトライフ

   冬至の日には南回帰線で太陽の南中高度がほぼ90度になる。北半球では1年で昼が最も短く、夜が最も長い1日となるため、「日短至」とも呼ばれる。寒い冬の時期ではあるが、北方各地のそれぞれ個性的な夜市は人々のナイトライフを充実させ、都市に少なからぬ輝きを添えている。

   ▽北京頤和園の「金光穿洞」

   北京市の頤和園では、毎年冬至前後に園内の十七孔橋で「金光穿洞」と呼ばれる景色が見られる。夕日の残光が差す角度から、ちょうど橋にある17のアーチ全ての内壁が金色に輝き、遠くから眺めるとまるでそれぞれのアーチ内に明かりをともしたように見える。

   ▽しょうゆの冬仕込み

   江蘇省如皋(じょこう)市では、冬至前後に名産の「如皋老醤油」が冬の仕込み「冬醸」の時期を迎える。その醸造工程は千年以上受け継がれており、2017年に南通市の市級無形文化遺産リストに登録された。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。