中国の大型ガス田「深海1号」第2期、圧力最高開発井の掘削完了

中国の大型ガス田「深海1号」第2期、圧力最高開発井の掘削完了

新華社 | 2023-12-16 10:15:24

   【新華社海口12月16日】中国の国有石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)は14日、大型深海ガス田「深海1号」第2期プロジェクトで、圧力が最も高い開発井、A12井の掘削作業が完了したと発表した。中国の深海開発井の圧力レベル記録を更新し、中国が独自に確立した深海石油・ガス探査・開発技術システムの信頼性と先進性を実証した。

5日、パイプを海底に送る作業員。(三亜=新華社配信/黄浩)

   「深海1号」第2期プロジェクトは、海南省三亜市から約130キロの海域にあり、崖城13-1ガス田と「深海1号」エネルギーステーションの間に位置する。エリア内の最大作業水深は千メートル近くあり、天然ガスの確認埋蔵量は500億立方メートルに上る。同プロジェクトは中国初の深海高圧ガス田プロジェクトで、南、北、東の三つの坑井エリアに海底天然ガス井12本を配置、うち3本は深海高圧ガス井となる。

   掘削作業が完了したA12井は、圧力が最も高く、作業が最も困難なガス井で、対象深度の圧力係数は1・74、地層圧は69メガパスカル(MPa)に達し、掘削作業実施の技術的難度と安全上のリスクが非常に高かった。

   同集団海南分公司の劉書傑(りゅう・しょけつ)総工程師(チーフエンジニア)は、A12井の掘削深度が4300メートルを超えたことで、第2期プロジェクトの総掘削距離は5万メートルを超え、掘削作業の総進捗(しんちょく)率は90%に達したと紹介。プロジェクト全体の掘削作業スケジュールは、計画より150日余り早まり、効率は30%以上向上した。(記者/陳子薇)

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