甘粛省の敦煌莫高国際空港に駐機する上海吉祥航空の上海・敦煌線の第1便。(6月22日撮影、敦煌=新華社配信/張暁亮)
【新華社蘭州12月14日】中国甘粛省の空港を運営する甘粛省民航機場集団は12日時点で、省内の空港の年間旅客数が延べ1800万人を初めて突破したと明らかにした。うち西北地域の重要な交通ハブである蘭州中川国際空港は、2019年に続いて1500万人を超え、良好な発展傾向を示した。
同省は年初以降、航路網の見直しに注力し、輸送力への投資を増やし、国際線・国内線を順次再開している。これまでに旅客線49本が新設され、17本が増便されたほか、貨物線は4本新設され、新たに6都市との航路が就航し、タイ・バンコク、ベトナム・ニャチャンなどの国際線の再開が相次いだ。
同社の王貴玉(おう・きぎょく)董事長は、甘粛は西部地域の基幹高速ルートと新疆ウイグル自治区に出入りする重要な通り道であり、「空中シルクロード」の重要なハブでもあると説明。旅客数の大幅な増加は経済発展の上向き基調を示すだけでなく、航空のサービス提供力に対する新たなニーズも示していると指摘した。