中欧班列の1~11月の貨物輸送量、22年通期超す

中欧班列の1~11月の貨物輸送量、22年通期超す

新華社 | 2023-12-06 18:00:33

   西安国際港駅から出発する「中欧班列」の「X8155号」。(11月28日、小型無人機から、西安=新華社記者/鄒競一)

  【新華社北京12月6日】中国国家鉄路集団は5日、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の今年1~11月の累計運行数が前年同期比7・0%増の1万6145本、貨物発送量が19・0%増の174万9千TEU(20フィートコンテナ換算)となり、総合実入りコンテナ率は100%に達し、貨物の発送量と到着量を合わせた輸送量は2022年通期を超えたと明らかにした。中欧班列は現在、欧州の25カ国の217都市に通じている。

  貨物輸送部の担当者によると、同社は共同協議・共同建設・共同享受の原則を堅持し、国内と国際の協調・協力を強化させ、中欧班列の質の高い発展を持続的に推進している。

  第一に、中欧班列のルート整備を加速させ、甘粛省の蘭州と新疆ウイグル自治区の阿拉山口を結ぶ「蘭新鉄道」の同自治区ボルタラ・モンゴル自治州精河県-阿拉山口区間の複線化工事は、今年11月30日に完成、稼働し、年間輸送力を1500万トンから6千万トンに高め、輸送時間を40分間短縮させた。

  第二に、編成の拡大と輸送トン数の増加に取り組み、中欧班列の編成車両とけん引重量を絶えず増加させ、輸送力を10%向上させた。「全行程ダイヤ」での運行は安定し、輸送時間は一般列車に比べ20%以上短縮した。11月末までに開通した5路線は国内外の顧客から歓迎されている。

  第三に、中欧班列のポータルサイトも安定的に機能し、ワンストップ型の総合サービスを提供している。サイトオープンから2カ月余りのアクセス数は延べ467万回を超えた。

  第四に、口岸(通関地)の輸送部門を強化し、税関、国境検査部門との協調・連携により、中欧班列の通関効率を高めている。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。