【新華社ボアオ12月5日】中国海南省瓊海(けいかい)市博鰲(ボアオ)鎮で4日、「新質生産力(新たな性質を持つ生産力)に焦点、発展の新原動力を増強」をテーマとする2023中国企業家ボアオフォーラムのメインフォーラムが開かれた。
フォーラムは新華通訊社(新華社)と海南省政府、中国ブランド建設促進会などが共催。新華社の呂岩松(りょ・がんしょう)総編集長はあいさつで、新質生産力はハイテクの応用を主な特徴、新産業・新業態を主な支柱としており、質の高い発展のニーズにかなっていると説明。新華社は幅広い企業家や各界の人々と新質生産力の形成を加速させる実践的な道を手を携えて模索し、質の高い発展を推進する重大な使命を共に担い、中国式現代化の全面的推進による中華民族の偉大な復興にしかるべき貢献を果たしていきたいと表明した。
海南省の劉小明(りゅう・しょうめい)省長は、海南自由貿易港の建設はこの5年で「順調な船出」から「長足の発展」を実現したと指摘。海南省は常に「ビジネスと親しくし、ビジネスを重視し、ビジネスを愛し、ビジネスを保護する」という理念を堅持し、海南で投資、起業する企業家により多くの機会、より優れたサービス、より良い経験を提供できるよう尽力していくと語った。
中国企業家ボアオフォーラムは2016年の初開催以降、昨年まで7年連続で開催。今年はメインフォーラム以外にも農村振興・産業支援大会、二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウト・カーボンニュートラルイノベーション創造大会、新国産ブランドイノベーション大会など多くの並行フォーラムやサブフォーラムを設置し、海南省の地方政府指導者や専門家、学者、企業家ら3500人以上が参加した。フォーラムの内容は多岐にわたり、「新しいもの、実質的なもの、未来を志向する」という開催の理念と、参加企業に異業種交流と資源マッチング、産業協力プラットフォームを提供するという開催の初志を十分に反映した。(記者/王存福、呉茂輝)