【新華社上海12月3日】中国上海市に本部を置く新開発銀行(NDB)は11月29日、浙江省湖州市の地方銀行、湖州銀行向けの5千万ドル(1ドル=約147円)規模の融資を新たに承認したと明らかにした。同行が中国向け非ソブリン融資を承認するのは初めて。
融資資金は浙江省の持続可能なインフラ整備プロジェクトへの助成に充てられる。クリーンエネルギーとエネルギー効率、輸送と物流、水と衛生に焦点を当て、屋上太陽光発電、スマート駐車、ダム改修などの事業を支援する。
新開発銀行はブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)が2015年に共同設立した多国間開発銀行。BRICS5カ国とその他の新興経済国・地域、発展途上国のインフラ整備と持続可能な開発プロジェクトを支援し、既存の多国間・地域の金融機関を補完して、世界の成長と発展を促進することを目的としている。(記者/周蕊)