【新華社ドバイ12月2日】国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第28回締約国会議(COP28)の中国パビリオンの開設式が11月30日、アラブ首長国連邦(UAE)のエキスポ・シティー・ドバイで行われ、中国生態環境部の黄潤秋(こう・じゅんしゅう)部長、解振華(かい・しんか)気候変動問題担当特使が出席した。
黄氏は式典で、中国は国際社会と共にCOP28が成功するよう働きかけ、公平で合理的かつ互恵・ウィンウィンのグローバル気候ガバナンスシステムを構築していきたいと述べた。
解氏もあいさつに立ち、中国は責任ある発展途上大国として、気候行動の戦略的定力(ぶれない力)を堅持してきたと説明。中国は経済・社会の発展が既に全面的なグリーン(環境配慮型)転換の軌道に乗り、風力や太陽光、水力、バイオマス発電の設備容量がいずれも世界一で、風力・太陽光発電設備と動力電池の主要供給国となっている上、世界の再生可能エネルギーの配置コストを大幅に低減させ、多くの発展途上国がクリーンで信頼性が高く、負担可能なエネルギーを手に入れるよう支援していると語った。
COP28はUAEのドバイで11月30日~12月12日まで開かれる。