各国商工業界からの投資継続を歓迎　中国外交部

   【新華社北京１２月２日】中国外交部の汪文斌（おう・ぶんひん）報道官は１日の記者会見で、経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）が今年と来年の中国経済の成長予測を上方修正したことについて、中国市場を深く耕すことが国際社会の共通認識になっているとし、中国は各国の商工業界が引き続き中国に投資し、中国市場を深く耕して、中国の質の高い発展とハイレベルな開放による新たなチャンスを享受することを歓迎すると表明した。

   汪氏は同日の記者会見で、ＯＥＣＤがこのほど発表したリポートで今年と来年の中国経済成長予測を引き上げ、今年の成長率が５・２％に達し、中国が引き続きアジア太平洋さらには世界の経済成長の主要な原動力になると示したことについて、次のように答えた。

   多くの国際組織や金融機関がこのほど、今年の中国の経済成長予測を上方修正したことに留意している。ＯＥＣＤ以外にも、国際通貨基金（ＩＭＦ）が５・４％に引き上げたほか、ＪＰモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、シティバンク、ＵＢＳ、ドイツ銀行、オーストラリア・ニュージーランド（ＡＮＺ）銀行など多くの金融機関も続々と予測を５・０％～５・５％に上方修正した。

   中国経済は今年に入り、回復傾向にある。成長ペースは世界の主要経済国の中でトップを維持しており、質の高い発展を着実に推進している。中国市場を深く耕すことが国際社会の共通認識になっている。１１月に行われた第６回中国国際輸入博覧会での成約意向額は前年比６・７％増の７８４億１千万ドル（１ドル＝約１４７円）で、第２回世界デジタル貿易博覧会での投資プロジェクト契約額は前年比約４・２倍の１５５８億５千万元（１元＝約２１円）に上った。現在開催中の第１回中国国際サプライチェーン（供給網）促進博覧会には国内外から５００余りの企業・団体が出展している。われわれは、各国の商工業界が引き続き中国に投資し、中国市場を深く耕して、中国の質の高い発展とハイレベルな開放がもたらす新たなチャンスを享受することを歓迎する。