【新華社昆明12月1日】中国雲南省昭通市の大山包オグロヅル国家級自然保護区は11月27日午後6時(日本時間同7時)時点で、越冬のため飛来したオグロヅルが2342羽に上ったと確認した。昨年の同時期に比べ82羽増え、1990年の保護区設立以来最多を記録した。
11月25日、大山包国家級自然保護区で撮影したオグロヅル。(昆明=新華社配信/王秋静)
オグロヅルは国家1級保護野生動物に指定されている。大山包は単位面積当たりのオグロヅル分布数が国内で最も多い保護区の一つとなっている。
保護区管理局の李世俊(り・せいしゅん)シニアエンジニアによると、2日以降、オグロヅルが次々と飛来し、11月27日にピークを迎えた。
保護区内では過去3年、越冬するオグロヅルの数が1500羽以上を維持しており、他の渡り鳥の数、種類も増加している。(記者/林碧鋒)