中国の第40次南極科学観測隊、偏西風帯を通過

中国の第40次南極科学観測隊、偏西風帯を通過

新華社 | 2023-11-30 11:22:38

   【新華社雪竜2号11月30日】中国の第40次南極科学観測を担う極地調査砕氷船「雪竜2号」と貨物船「天恵」は北京時間28日午後、相次いで南緯60度を通過した。これにより、今回の南極科学観測を担う3隻とも偏西風帯を無事通過した。

   今後、雪竜2号と天恵はロス海周辺の浮氷域を航行し、雪竜2号が砕氷を行って天恵を先導する。2隻は12月上旬にロス海の新基地付近に到着し、新基地建設用資材の荷揚げなどの作業を行う予定となっている。

   もう1隻の極地調査砕氷船「雪竜号」は、偏西風帯を通過した後、近日中に南極にある中国の中山基地に到着する予定で、物資の荷揚げ、人員の交代などを行う。

   今回の観測隊は中国自然資源部が組織した。初めて3隻態勢とし、雪竜号と雪竜2号は、科学観測と人員輸送、後方支援補給を担い、天恵は新たに建設する観測基地の物資輸送を担う。(記者/周円)

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