今年の世界経済成長率2・9%、OECD予測 中国上方修正

今年の世界経済成長率2・9%、OECD予測 中国上方修正

新華社 | 2023-11-30 14:18:30

   【新華社パリ11月30日】経済協力開発機構(OECD)は29日に発表した経済見通しで、2023年の世界経済成長率が前回予測の3・0%を下回り、2・9%になると予測した。中国の成長率は5・2%と前回予測の5・1%を上回り、米国は2・4%、ユーロ圏は0・6%と見込む。

   OECDは必要な金融引き締め、貿易の低迷、企業や消費者の信頼感低下の影響が日を追うごとに顕著となり、世界経済は穏やかな成長を維持するとの見方を示した。成長率は24年に2・7%に低下するものの、25年は3・0%に改善するとし、アジアは24、25年も23年と同様、世界の経済成長に大きく寄与すると予測した。

   OECDのマティアス・コーマン事務総長は、世界経済が引き続き低成長と高インフレという二重の課題に直面し、24年の成長が穏やかとなり、鈍化すると予想した。インフレ率は22年のピークから低下しており、25年に大多数の国・地域で中央銀行の目標水準に戻るとの見通しを示した。

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