中日盆栽水石展、京都の清水寺で開催

中日盆栽水石展、京都の清水寺で開催

新華社 | 2023-11-28 14:48:00

   24日、中日盆栽水石展の開会式で、春花園BONSAI美術館の館長で盆栽職人の小林国雄氏による盆栽の剪定(せんてい)を鑑賞する来賓ら。(京都=新華社記者/張笑宇)

   【新華社京都11月28日】京都の清水寺で24日から4日間、在大阪中国総領事館と東京の春花園BONSAI美術館、清水寺共催による中日平和友好条約締結45周年を記念する「中日盆栽水石展」が開かれ、両国の盆栽、水石などの作品50点余りが展示された。自然の山水美を余すことなく表現した盆栽は、寺の歴史的建築物と見事に融合し、多くの観光客が足を止めて見入った。

  中国の薛剣(せつ・けん)駐大阪総領事は開会式のあいさつで、「1200年前に中国から日本に伝わった盆景芸術は、日本で独自の発展を遂げてきた。盆器の中に凝縮された自然観には、中日両国民が古来より追求してきた優雅さや自然、美しい生活への願いが込められている」と述べた。

  また京都府の西脇隆俊知事が祝辞を寄せ、日中両国は長きにわたり盆栽をはじめとする文化・芸術交流を通じて信頼と友好を深めてきたことを挙げ、今回の展示によって両国の絆が一層強まることに期待を示した。

  中国盆景芸術協会の蘇放(そ・ほう)秘書長も「中日両国の盆景・水石芸術交流は、両国間の文化的対話を促進する助けになると」述べた。

  開会式後、来賓らは樹齢800年の盆栽に水をやる儀式に参加した。清水寺の森清範貫主は「日中友好盆栽展が清水寺で開催されるのは今回が初めてで、千年以上にわたって境内に流れる湧き水を注ぐことをもって、日中友好が末永く続くよう心から願う」と述べた。(記者/姜俏梅)pagebreak

   24日、京都の清水寺で開催された中日盆栽水石展で、樹齢800年の盆栽を来賓らと鑑賞する、中国の薛剣(せつ・けん)駐大阪総領事(右から1人目)と清水寺の森清範貫主(右から2人目、京都=新華社記者/張笑宇)pagebreak

   24日、京都の清水寺で開かれた中日盆栽水石展を見学する観光客。(京都=新華社記者/張笑宇)pagebreak

   24日、京都の清水寺で開かれた中日盆栽水石展。(京都=新華社記者/張笑宇)pagebreak

   24日、中日盆栽水石展で展示された1億円の価値があるという樹齢800年の盆栽。(京都=新華社記者/張笑宇)

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