中国国家開発銀行、エネルギーの供給確保に特別再融資１千億元超

   【新華社北京１１月２７日】中国国家開発銀行はこのほど、同行が年初以降、エネルギー供給を確保するための特別融資枠として、１千億元（１元＝約２１円）以上を提供したと明らかにした。石炭主産地と重点炭鉱企業による発電用石炭の供給量拡大、河北省などの被災地域と電力・暖房供給の重点地域の重点電力企業による発電用石炭の備蓄を力強く支え、今季の電力・暖房供給を着実に保障する。

   同行は石炭のクリーンで効率的な利用を支援するための特別再融資枠を活用、関連メカニズムを立ち上げ、重点プロジェクトの構築を進め、企業の資金調達コストを適切に引き下げた。これまでに特別再融資枠により、総生産能力約１億１５００万トンの大型現代化炭鉱２９件、総設備容量約１億キロワットの火力発電プロジェクト９４件の建設を支援した。

   安徽省宿州市の銭営孜炭鉱で発電用石炭を採掘している作業者。（資料写真、合肥＝新華社記者／韓旭）

   同行の関係責任者によると、今後もエネルギー供給を確保するための金融サービスを着実に行い、グリーンファイナンスを積極的に発展させ、石炭のクリーンで効率的な利用のための重点プロジェクトに中長期貸付を提供し、クリーンで低炭素、安全で効率的なエネルギーシステムの構築に寄与する方針という。